ヴュルツブルクの光る井戸の底
2010-07-13



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不気味に光る、水面の揺らめきが分かるだろうか。100m以上の深さの井戸の底には今も水が流れているそうだ。少し引くと、

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この井戸全体が、こんな建物に覆われている。

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この建物はガイドツアーのときだけあけてくれる。入り口は反対側にある。この井戸が覗けただけでもツアー参加してよかった。

ここは、ヴュルツブルクにある、マリエンベルク要塞の一番奥(東)の中庭。同じ中庭を反対側から見ると、こうなる。

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この塔は昔は入り口が地上5mくらいのところにしかなくて、はしごで出入りするようになっていた。敵に攻め込まれたときは、はしごを上げて、入れなくしたらしい。また、平時はその入り口から下の階が牢屋になっていて、上から落とされると二度と出られなかったそうな。

ちなみに、この塔の高さは40m。さっきの井戸はその2倍以上。

奥の丸屋根は教会。ここもツアーのときしかあけてくれない。

マリエンベルク要塞の歴史は古くて、色んな領主が住んでたそうで、かれらの紋章が色々残っている。紋章のデザインは結構なんというかベタな感じで、

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山とはさみが見える?これがシェーレンベルク(シェーレン=はさみ、ベルク=山)家の紋章。

もう一つ、エヒター家の紋章は、こんなにベタではない。やっぱり山と、それから何か三ツ輪が見えますが、エヒター=三ツ輪山、とかいう話はない。

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が、写真取りそびれたのだけど、ビブラ家の紋章があって、これには大きな牙と妙に丸っこい尻尾を持った奇怪な獣があしらわれている。ガイドの説明によると、「ビブラ」からビーバーの絵を使うことにしたのだが、ビーバーでは弱すぎるので、牙を生やしてみました、ということだそうだ。 追記:ビブラ家の紋章を集めたサイトがあった。

ツアーを終えると、東端の庭園に出る。

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ここからヴュルツブルク市街を見下ろす眺めは定番だろうけど絶景。パノラマでどうぞ。クリックで拡大します。

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PhotoSynth サイトのぐるぐる回せるパノラマはこちら

[世界街歩き]

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