城は上空から見るのが美しい。
しばしば城は山のてっぺんに建っているので、せっかく美しい城でも飛行機に乗らないと上から見られないことも多い。ところが、この城は山の中腹に立っていて、少し登ると手頃な見下ろしポイントがある。
それはぜひ見たいーっ、ってことで、ボンの近くのKonigswinter ケーニヒスヴィンターって町まで行ってきた。この町のすぐ裏にある山、というか丘だな、それがDrachenfels ドラッヘンフェルス。この城の名前は Schloss Drachenburg ドラッヘンブルク城。
山のてっぺんにはもう一つ城跡というか廃城がある。そこからは、ライン川の豪快な眺めが見られる。パノラマ写真は
こちら。
残念ながら地平線を取り忘れた。
地平線が丸くみえるんですよ。日本だと、潮岬とかで水平線を見ると丸く見えるような気がするけど、地平線が丸く見えるような気がするところって、行った覚えがない。
ライン川の眺めは素晴らしいんだけど、この廃城からはドラッヘンブルク城は見えなかった。廃城からちょっと下った廃城近くの売店のおばちゃんに、「シロハ、ウエカーラ、ミエマスーカ」と怪しいドイツ語で聞いてみたら、「見えますよ」といわれて喜んだのだけど、何か話がかみ合わないので、「らいん、ミエータ。シロ、ミエナカータ」というと、「売店の裏を左へ」と教えてくれた。どうやら最初は廃城が見えるか、と聞いたと思ったらしい。教えてくれた道は、じつは登ってきた道で、上の写真もそこから撮ったもの。
ケーニヒスヴィンターは結構な観光地らしく、町には観光客向けのレストランやカフェが一杯。でそれがこの日は観光客で埋まってた。駐車場を見つけるのにも結構苦労したぐらい。
ライン川沿いの観光地って始めて行ったのだけど、川沿いにそういうレストランやカフェが並んでいたり、遊歩道があったりして、なんだかニースを思い出した。あっちは海だけど。パノラマ写真
もう一丁。これは360°パノラマ。ケーニヒスヴィンターの中心の川辺の風景。
ケーニヒスヴィンターからドラッヘンフェルスの廃城までは、登山鉄道が出ている。途中、ドラッヘンブルク城そばにも駅がある。往復9〓でした。
 
普通のレールの間に、何かある。これは、電車側の歯車とかみ合うようになっている、はしご状のもの。ラックとピニオンになっているってこと。ケーブルカーぢゃない。
ちゃんと列車にも歯車マークがついている。
おまけ。麓の駅に入ってくる登山電車の
ビデオ。
ライン川沿いに足を伸ばしたのは今年、これが初めてだったんだけど、むかーしケルンの大聖堂前の屋台で売ってたラウベクーヘンを売ってる屋台があって、おお、ケルンのそばまで来たなぁって気がした。
 
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