カールスルーエのマルクト広場には、どういうわけか上のようなピラミッドが立っている。
多分、これにちなんだ名前なんだろうけど、カールスルーエに
Spiele-pyramide[LINK] というボードゲーム専門店があるのを見つけた。
表の通りからちょっと小道を入ったところにある。
間口から想像したより、中はずっと広くて、壁一面と、部屋中央の棚の列にぎっしり色んなゲームが展示してある。こんなに種類豊富に展示してあるのをみたのは日本でもドイツでも初めて。なかなか本格的なゲーム屋さんに足を運ぶ機会がなかったからねー。
これは表通りにあるショーケース。これを見ると、カタンとか Dixit とか世界の七不思議とか有名どころばかり並べてある感じだけれど、店内の品揃えは幅広かった。
店員の兄ちゃんが話しかけてくれたので、英語で返事すると、即座に英語に切り替えてくれて、とてもありがたい。「うちは娘二人と三人で遊ぶんだ、○才と○才、子供達は英語もドイツ語も分からないから…」というと、「皆まで言いな」とばかりに「わかった、言語非依存のゲームがいいんだね」とお勧めを探してくれ始めた。
「今までやったのはカタンとか、アルハンブラとか、あ、あとそこに置いてある指輪物語も好評だった。」というと、「そうか、協力型のゲームが面白かったんだね。じゃぁ、こんなのがあるよ。」と教えてくれたのは、 Die verbotene Insel (禁断の島)。
これ、家の近所の百貨店でも売ってるし、どこかのブログでパンデミックを薄めたみたいで新味なし、とか書いてあったなぁ、と、ひそかに「これはパス」と思っていたら、
「島がね、沈んでいくので、その前に脱出するんだ。」
「パンデミックって知ってる?あれと同じ作者なんだけど、こっちの方がやさしいんだ。」
「指輪物語はいいゲームなんだけど、あれは、一旦やり方がわかっちゃうと、70〜80%ぐらいの確率で勝てちゃう。その点、このゲームは、島の形をいろいろアレンジできて、毎回新しいチャレンジができるんだ。」
→ 「えーっ!うちでやったらちっとも勝てなくて、先日ようやく初めてサウロンを
倒したんだよー。」
とか説明を聞いているうちに、「そうか、確かに子供たちとやるのにはパンデミックはテーマが暗いし、易しい目のゲームの方がいいかも」と納得。
でも、やっぱり近所の店では買えないゲームも買いたい。ここまで来るのに高速飛ばして1時間かかるしね。これだけ凄い品揃えなんだからじっくり見てみよう。
「そうか。じゃぁ、これはどんなゲームかな、と思ったらいつでも聞いて。」
と、どこまでも気さくな感じ。で、延々いろんなゲームを眺めていると、他のお客さんも結構たくさん来ている。ティーンエイジャーが数人連れ立ってきたり、もう少し小さい子を連れた家族連れが来たり。あまりオタクの巣窟っぽくない。
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