冬の王ヘンリー7世
2012-06-09


が、これで死んでしまうようなタマではなかった。数々の悲運を乗り越えて、人間的に成長したりはちっともせずに、陰険で金にがめつい王としてロンドン、そしてイギリスを重苦しい雰囲気のもとに支配しつづけ、なんとか弟王子ヘンリーに王権を継がせることに成功する。


王子ヘンリーがヘンリー8世になったとき、「新王はイギリスに春をもたらす」と称えられた。だからヘンリー7世は冬の王。


リチャード3世もヘンリー8世もシェークスピアは劇にしているが、ヘンリー7世は飛ばされている。これは、ヘンリー7世の時代にドラマのネタがなかったからではなくて、むしろ暗いネタがありすぎてシャレにならないからだ、とこの本の著者は言ってる。


とりあえず。まだ最初の4割ぐらいしか読んでない。読み終わったら続き書くかも。


[2012年7月25日追記: 続き書きました。]




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