The Ghost Writer
2010-06-13


最近、MannheimのCinemaxxもViernheimのKino Polisも英語版上映が少ないので困っていたら、昨日、英語版上映が近所の映画館 Gloria であるのを見つけたので見てきた。

The Ghost Writer

すごく良かったが、日本での上映が決まっている気配がみえない。ロマン・ポランスキー監督、ユアン・マクレガー主演、ピアーズ・ブロズナンも出てるし、宣伝できないってこともなかろうに。

「イギリス元首相の回想録のゴーストライターをユアン・マクレガーが引き受ける。しかし彼の前任者は不審な死を遂げていた。」てな感じのサスペンス。アクションシーン僅少。最初は緊迫感もそれほどではなく、ただいやな感じが続く。でもテンポは結構速い。

映画が始まって間もなく主人公が人気(ひとけ)の少ない島にやって来る所は「シャッター・アイランド」に似ているが、あれとは展開も雰囲気もだいぶ違う。

怖い話、暗い話、なんだけど、笑いどころいっぱい。砂地の道を無理矢理自転車で走ろうとして砂にタイヤを取られるユアン。夜中に首相夫人の予期せぬ訪問を寝室に受けて、洗面所で鏡を見ながら "Bad idea" とつぶやくユアン。観客もみんな笑ってた。

なんだかキャスティングで大体真相が読めてくるのが面白い。だって○○には○○な役は合わないし、いかにも○○な感じだからねぇ。ってサスペンスのネタ晴らしを避けようとすると何も書けないな。

首相夫人の Olivia Williams は初めてみたけど、とても魅力的だった。こんな人、日本の俳優にもいましたよね。と、言いつつ、誰か思い出せん。

原作があって、原作者も一緒に脚本を練ったそうだ。この、思い切り悪役の首相のモデルはブレアで、原作者はブレア夫妻の親しい友人だそうだ。えっ?

そろそろ DVDも出るらしいので、原作と一緒にアマゾンで買うつもり。

[映画]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット