ブラック・スワン自体のことを書くのが、だんだん嫌になってきたので、自由連想モードに切り替え。こっちの方が書いてて楽しい。
エクソシスト3
あまり、ショッキングな映像を使わずに、その代わりに「出るかな、出るかな」と思わせておいて引っ張り、「なーんだもう出ないのかぁ」と思った頃に予想外の方向から出る、という、古風な怖がらせ方をしてみました、という触れ込みだった映画。見に行ったら、本当にそう作ってあって、笑っちゃう。夜の病院の廊下で、看護婦が各病室を順番に見回るシーンが結構有名。
スワンクイーンに選ばれたニナが、母親に携帯電話で喜びの報告を…
ザ・フライ
蝿男の恐怖、じゃなくて、クローネンバーグの方ね。人がだんだん蝿になる話。最初は立ち居振る舞いが蝿っぽくなる。これを、馬鹿馬鹿しくない形でやってのけたジェフ・ゴールドブラムの演技は今思い出しても素晴らしい。で、そのうち、背中の皮膚から、小さいとげみたいなものが出てくるんだ。蝿の足みたいなのがね。これが肉体の蝿化の最初の兆候だったと思う。
なんか、そのまんまのシーンが。蝿の足じゃなくて、黒鳥の羽毛。
サンタ・サングレ
異常な母親に支配された連続女性殺人犯の話(説明はしょり過ぎ)。やがて主人公はもうこれ以上殺さずに済むように、わざわざ自分より強そうな女性レスラーかなにかをターゲットに選ぶ。ってストーリーにぶっ飛んだ覚えが。いや、はじめから最後まで色々ぶっ飛び過ぎていて、20年以上前に一度見ただけなのに、まだ頭に焼き付いているシーンがいくつも…
母親の支配ってモチーフも似てますが、エリカはそこまでおかしくない。むしろ、ラストで明らかになる真相が似てる。
オペラ座の怪人
怪人の指導を受けて、才能を開花させる若きスターの話。こういう舞台芸術とかスポーツとかの映画を見ていていつも思うのは、「凄い才能」を持ったキャラクターを現実の俳優が演じるのって苦しいな、ということ。なんと申しましょうか、
3D TVのCMを2D TVで流す (HDTVのCMを SDTVで、カラーテレビを白黒で…)
みたいな。その点、エミー・ロッサムの歌は本当に旨いと思った。うちの奥さんは、怪人=ジェラルド・バトラーの歌が下手だと延々言ってましたが。
ナタリー・ポートマンは俳優としては十分いい芝居をしてたと思いますが、バレリーナとして凄いバレエができてたかというと疑問。というか多分無理。
そこでどうしたか。マトリックスでネオが弾を避けるシーンを撮るのに、キアヌ・リーブスが弾避けの猛特訓をしたって話はないわけで… ブラック・スワンも結局そっちに逃げちゃった感が強い。
ローマの休日
白い服の少女が1日で黒い服の大人になる話し(説明はしょり過ぎ)。街に出た時、アン王女は白いブラウスを着てたと思う。色々あってから将軍や侍女たちの所に帰った時には、落ち着いた感じの黒い服を着てました(白黒だから黒とは限らん、というツッコミは却下)。
とかなんとか言う前に、ナタリー・ポートマン、こんなにオードリー・ヘップバーンに似てきたとは…
やーっと恐怖映画じゃないところにたどり着いたぞ。
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